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カナダワーホリの治安は?危険エリアと安全な生活【2026年】詐欺・薬物・緊急番号

夜の街灯が灯るカナダの住宅街の通り
カナダは全体として落ち着いた国ですが、夜間の一人歩きなど基本の対策は欠かせません。

カナダワーホリを検討する多くの方が気にする「治安」について、公的な一次情報をもとに解説します。結論から言うと、カナダは一般的に治安が良い国とされますが、外務省によれば犯罪発生率(人口10万人あたりの犯罪認知件数)は日本の約10倍の水準ともいわれ、日本と同じ感覚で過ごすのは禁物です。危険・安全は地域差が大きく一概に断定できないため、本記事では「どこが危ない」と決めつけるのではなく、日本人が実際に巻き込まれやすいトラブルと、その具体的な予防策を中心にまとめます(出典:外務省 海外安全ホームページ「カナダ 安全対策基礎データ」2025年9月30日更新)。

カナダワーホリの治安は実際どうなの?

外務省の安全対策基礎データ(2025年9月時点)によると、カナダは「一般的に治安が良いと言われている」一方で、犯罪発生率は日本の約10倍の水準とされています。近年ではギャング絡みの発砲・暴力事件のほか、夜間に銃器や刃物で通行人を脅す事案なども報告されており、都市部で夜間・人通りの少ない場所に出かける際には特に注意が必要とされています。

ただしこれは国全体の傾向であり、住むエリアや行動時間帯によってリスクは大きく変わります。「カナダだから安全」「特定の都市だから危険」と単純に決めつけるのではなく、後述する基本の防犯対策を日常的に実践することが、もっとも現実的で効果的な備えになります。

日本人が巻き込まれやすい犯罪と防犯対策は?

外務省が挙げるカナダでの主な注意点を、ワーホリ生活の場面ごとに整理しました。いずれも「特別な事件」ではなく、日常のちょっとした油断から起こりやすいものです。

トラブルの種類 起こりやすい場面 基本の対策
スリ・置き引き 空港・ホテル・レストラン等。荷物を足元や隣の椅子に短時間置いた隙 荷物は常に視界に入る位置へ。貴重品は身につけて携行
パスポート盗難 上着のポケットに入れたまま、バッグごと盗難 ポケットに入れっぱなしにせず身に付ける。現金・貴重品は分散
強盗(銃器を伴う場合あり) 夜間・人通りの少ない場所 抵抗せず身の安全を最優先し、要求に応じる
車上荒らし・車両盗難 路上駐車、数分の離席時 割高でも人目のある駐車場を利用。車内に荷物を残さない

*外務省によると、被害に遭った日本人旅行者の多くが、貴重品を入れたバッグを短時間だけ足元や近くの椅子に置いた隙に盗まれています。また、日本人を含むアジア系観光客を専門に狙う窃盗グループの存在も指摘されているため、多額の現金を持ち歩かない、貴重品は分散して持つ、といった対策が有効とされます(カナダは少額でもカード決済が普及しています)。

カフェで荷物を手元に引き寄せて管理する様子
置き引き対策の基本は「荷物を体の近くに置き、視界から外さない」こと。

防犯対策の基本として外務省が挙げているのは、次のような点です。

  • 夜間の一人歩きは避け、街灯があり人通りのある道を選ぶ。
  • 多額の現金や貴重品は必要な時以外は持ち歩かない。
  • 財布の中身や貴重品を持っていることを他人に見せない。荷物は体の前に抱える。
  • 知り合ったばかりの人の家へ安易に行かない、車に同乗しない。
  • 万一強盗に遭ったら抵抗せず、身の安全を最優先する。

シェアハウス・前家賃詐欺には要注意?

ワーホリや留学生が特に巻き込まれやすいとされるのが、住まいに関する詐欺です。外務省は、インターネットの掲示板(Marketplace 等)を通じた家賃トラブルとして、「架空のアパート物件に1,600ドルをビットコインで支払ったが、実際にはその物件が存在しなかった」という具体的な被害例を挙げ、留学生やワーキング・ホリデーの若者を中心にトラブルが発生していると注意を呼びかけています。

まだカナダに着く前や到着直後は土地勘がなく、相場やエリアの雰囲気も分かりません。「内見の前に前家賃やデポジットを送金してほしい」「ビットコインや海外送金で先に払えば確保する」といった要求は、詐欺の典型的なサインとされます。契約や送金の前に、実際に部屋を確認する、契約書の内容を確かめる、といった当たり前の手順を省かないことが最大の防御です。

スマートフォンで賃貸情報を慎重に確認する人
「内見前の前払い」を求める物件情報は詐欺のサインとされます。落ち着いて確認を。

また外務省は、電話による詐欺にも注意を促しています。国税庁(CRA)や警察、政府関係者になりすまして、身に覚えのない請求で支払いを急がせ、第三者に相談する余地を与えないのが特徴とされます。心当たりのない請求や、その場での支払いを強く迫る連絡は、いったん電話を切って公式窓口に自分から確認するのが安全です。

薬物・大麻についてワーホリで注意することは?

カナダでは2018年10月17日から、18歳以上の成人による大麻(マリファナ)の所持・使用の一部が合法化されています。しかし、外務省が明確に注意しているとおり、日本の大麻取締法は国外での大麻使用にも適用され得るため、「カナダで合法だから」と安易に手を出すことは絶対に避けてください。日本帰国後に問題となる可能性があります。

加えて、カナダはフェンタニルなどを含む有毒な違法薬物による健康被害が深刻な社会問題となっています。カナダ政府(保健省)のデータによると、2025年の1年間で薬物毒性(オピオイド)による死亡は5,630件報告され、1日あたり平均約15人が亡くなったとされます(2024年比では約23%減少)。出所の分からない薬物には決して近づかないことが、命に関わる最も重要な自衛策です(出典:Government of Canada, Opioid- and Stimulant-related Harms in Canada, 2026年更新)。

本記事は特定の地域・人々を危険と決めつける意図はありません。犯罪や事故は地域・時間帯・状況によって大きく異なり、多くの人が安全に生活しています。過度に恐れる必要はありませんが、基本的な防犯意識を持つことが安心につながります。

緊急時の連絡先は?(911ほか)

万一の際に落ち着いて動けるよう、連絡先を事前に控えておきましょう。以下は外務省の公表情報に基づく主な連絡先です(2025年9月時点)。

連絡先 番号・情報
警察・消防・救急(非常時) 911(カナダ全土共通)
在カナダ日本国大使館(オタワ) (1-613) 241-8541
主な総領事館 在バンクーバー/在トロント/在モントリオール

911では警察・消防・救急に対応します。英語での通報に不安がある場合、州や地域によっては日本語通訳の手配が可能なこともあるため、警察に通訳を用意できないか尋ねてみてください。犯罪被害に遭った際は、警察への届出とあわせて最寄りの日本国大使館・総領事館にも連絡すると、その後の手続きがスムーズです。

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到着後の生活立ち上げや事前準備は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. カナダワーホリの治安は本当に大丈夫? A. カナダは一般的に治安が良いとされますが、外務省によれば犯罪発生率は日本の約10倍の水準ともいわれます。地域や時間帯で差が大きいため、夜間の一人歩きを避ける、貴重品を分散するなど基本の対策を実践すれば、過度に恐れる必要はありません。

Q. 日本人が狙われやすい犯罪は? A. 空港・ホテル・レストランでのスリや置き引き、パスポート盗難が多いとされ、日本人を含むアジア系を狙う窃盗グループの存在も指摘されています。荷物を視界から外さない、貴重品を身につける、といった対策が有効です。

Q. シェアハウスや家探しで気をつけることは? A. 内見前に前家賃やデポジットの送金を求める、ビットコイン等での先払いを迫るケースは詐欺の典型例とされます。実際に部屋を確認し、契約内容を確かめてから支払うことが大切です。

Q. カナダは大麻が合法だけどワーホリでも使っていい? A. カナダでは成人の大麻使用の一部が合法化されていますが、日本の大麻取締法は国外での使用にも適用され得るため、手を出さないでください。出所不明の薬物は健康被害・命の危険もあり、絶対に避けるべきです。

Q. 緊急時はどこに連絡すればいい? A. 警察・消防・救急はカナダ全土共通で911です。犯罪被害の際は警察への届出とあわせて、最寄りの日本国大使館・総領事館にも連絡しましょう。

治安情勢や制度は変化するため、渡航前・滞在中は外務省 海外安全ホームページなど公式情報で最新の状況を必ず確認してください。

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